シム・スペーサーとは、精密機械のすき間、高さ調整や、組み立て時の累積公差によってできた、すき間を調整する板材になります。モーターやピローブロックの高さ調整、ベアリングの内輪、外輪やシャフト端部の高さ調整、金型調整などのすき間調整板の役割で使われます。 主なシム・スペーサーの種類は、リング型スペーサーであるシムリング、板厚を簡単に変えられるラミネートシム(航空宇宙規格準拠)、モーターベースやピローブロックに使用するベース用シムなどが挙げられます。 ボルト締め付け時やバネ座を確保するために使うワッシャー、ギヤやベアリングの抜け止めに使うエンドプレートなど、FA(Factory Automation=工場の自動化)で使用することが多い機械部品です。鉄、ステンレス、アルミ、焼入鋼、銅、真鍮(黄銅)など、様々な材質があります。
![シム・スペーサーとは](content/images/116A.jpg)